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Young MkIV概要

USB, I2S, S/PDIF-DACプリアンプ

伊M2TECHのメインストリームに位置するRockstarsシリーズのDAC製品はYoungの名を冠します。第4世代目となるYoung MkIVは前機種Young MkIIIの単なるアップデートではなく、入力端子および対応フォーマットの拡充を行い、そして音質面において大幅な向上を果たしました。主な特徴と更新点は以下の通りです。

  • DACチップにAKM AK4497を採用(Young MkIII以前は BB[TI] PCM1795)
  • 最新オペアンプをはじめとした高性能パーツの採用及び抜本的な回路刷新
  • PCM768/DSD512対応
  • Bluetoothを除く全デジタル入力でMQAフルデコード対応
  • I2S入力を新規搭載:同Joplin MkIII の組み合わせでPCM384/32ネイティブ伝送可能
  • TI 製専用ABクラスアンプICを用いた 6.3mmヘッドフォン出力搭載

日進月歩のデジタル技術に伴いM2TECH RockstarsシリーズのDAC、Youngは進化を重ねてきました。第4世代目となる最新機種がYoung MkIVです。DSD512/PCM768、 MQAフルデコード機能といった最新のデジタルフォーマットに対応しており、I2S入力も備えています。

この第4世代目の開発にあたって、M2TECH開発陣は長年使ってきたBB(TI)製DACチップではなく、AKM製DAC チップに切り替える選択をしました。最新フォーマットの実力を発揮することができ、また最新高性能なオペアンプなどの周辺パーツとの相性がすこぶる良いという判断からです。しかしながら、M2TECHならではのサウンドキャラクタ ーには変わりはありません。DACはデジタル、アナログ技術を統合した製品であり、DACチップは、ほんの1パーツだけでしかありません。Young MkIVの音質を決めるのは、チップ単体性能ではなく、設計開発を担うM2TECH CEOであるイタリアの鬼才マルコ・マヌータ、その人なのです。

音質的には、一聴して素晴らしいというよりも、長く聴いて音楽が染み入り感動できるようなものを目指しました。聴き疲れすることなしに細部を描写し、低域はよりタイト、深く、明瞭になりました。音場は奥行き、上下、左右に広くなりつつも、確固たる音像を生み出します。AKM DACチップは高域が穏やかという定評がありますが、M2TECHはそこから一歩踏み出し、真のアナログ再生のような印象を引き出しました。

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Young MkIVでは音質のみならず、入出力、対応フォーマットにおいても拡充しました。従来のUSB, S/PDIF(同軸/光), AES/EBU, Bluetoothに加え、I2S入力を装備することで、同Joplin MkIIIの内部演算精度PCM384kHz/32bitのI2S出力をネイティブレートで受信、再生できるようになりました。また、Bluetoothを除く全デジタル入力で MQAフルデコードに対応しました。

ライン出力は、今までRCA出力が付属のXLR変換アダプタを介したものだったのに対して、Young MkIVでは、XLR, RCAを各々独立した出力コネクタを備えました。XLR/RCAライン出力は、設定で基準レベルを個別に設定することができるため、DAC/DACプリとして使うときに、下流機器に対して適切な出力レベルで信号を伝送することができます。

また、ヘッドフォンユーザー向けに、TI製専用ABクラスアンプICを用いた 6.3mmヘ ッドフォン出力を搭載しました。

音楽ソースがコンピューター、スマートフォン、DVDプレーヤー、アナログプレイヤー、どんなものであってもYoung MkIVは鮮明で生き生きとしたアナログサウンドを提供し、下流がいかなるアンプであっても最高のパフォーマンスを発揮します。

※発売当初に機能でご案内しておりましたBluetooth入力について、対応モジュールの納期に1年以上かかる見込みとなっており、当面の間はBluetooth入力機能が無い仕様での生産となります

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仕様

入力

アナログライン RCA 入力、S/PDIF (同軸/光)、AES/EBU、USB-B、Bluetooth、I2S 

※発売当初に機能でご案内しておりましたBluetooth入力について、対応モジュールの納期に1年以上かかる見込みとなっており、当面の間はBluetooth入力機能が無い仕様での生産となります

出力

ライン出力(XLR/RCA)、ヘッドフォン出力(6.3mm)

 

 

対応フォーマット

DSD512/PCM768/MQA フルデコード(Bluetooth を除く)

S/N比

112dB(A)

THD+N

0.0008%@5Vrms XLR 出力

出力レベル

2.5Vrms/5Vrms(RCA), 5Vrms/10Vrms(XLR), 5.5Vrms(6.3mm)

出力インピーダンス

100Ohm(RCA), 200Ohm(XLR)

入力インピーダンス

47kOhm(アナログ RCA), 75Ohm(S/PDIF 同軸), 110Ohm(AES/EBU), 100Ohm(I2S)

 

 

入力電源電圧

15V DC

消費電力

5.7W(動作時)、0.15W(待機時)

サイズ

200 x 200 x 50mm (幅、奥行き、高さ)

重量

2kg

 

 

標準的な小売価格

385,000 円(税込)

JANコード

4589631464734

保証期間

12ヶ月

 

※仕様は予告なく変更となる場合があります

レビュー&ニュース

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A Taste of Music vol.40

ブロードキャスターのピーター・バラカンさんが選りすぐった音楽を、最新のオーディオ・システムで試聴しながらご紹介するWebマガジン「A Taste of Music」もついにVol.40に到達。今回も音楽をより深く楽しむためのお話が盛りだくさん!秋の夜長のお供に、ぜひご覧ください。

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www.a-taste-of-music.jp

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【レビュー】M2TECH Young MkIV

かつて「hiFace」というスティック型のUSB DDCがあった。
ファイル再生がいよいよ本格化を始めた当時、ドライバやらなにやらの問題からUSB接続で96kHz/24bitまでしか対応しないUSB DACが多かったなかで、hiFaceは192kHz/24bitまで対応。そして同軸デジタル出力によって、様々なDACで当時の(ほぼ)上限値だった192kHz/24bitのハイレゾ音源を楽しめる環境を作り出した、そんな製品だった。そりゃー大ヒットしていたし、当時のUSB DACを買った人でも、結局hiFaceを介して同軸デジタルで接続していたなんて人も少なからずいるはずだ。ちなみにhiFaceは現在も「hiFace Two」となって販売継続中。

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