

Evo PhonoDAC Two
PhonoをストレートにつなぐADC-DAC
Evo PhonoDAC TwoはハイスペックなUSB-DACの機能に加え、ADコンバーター、Phonoイコライザー(Phonoプリアンプ)の機能を持たせた製品です。DAに加え、AD機能も搭載している点はレコーディングに⽤いられるUSBオーディオインターフェースと同じですが、Evo PhonoDAC Twoのライン⼊⼒はPhono、FMチューナー、オープンリールテープなどのライン⼊⼒に最適化されており、ギターやマイクなど楽器類のHi-Z接続を前提に設計されたオーディオインターフェースとは異なる性格を持っています。
特にPhonoのダイレクト⼊⼒は0-62dB間で1dBステップによるゲイン調整、10-50kΩの無段階可変インピーダンス調整など、豊富な調整機能が特徴です。⼩出⼒のMCカートリッジもダイレクト接続できるのです。
さらに特筆すべきはLP⽤フォノイコライザーカーブ、SP⽤カーブ、オープンテープ⽤カーブを計26種搭載していることです。これらはすべてEvo PhonoDAC Two上でデジタル演算で処理が⾏われるため、リモコン動作だけで変更することができ、リアルタイムで動作します。EQカーブを変更するためにコンピューターに接続するなどの煩わしい作業をする必要はありません。
ADC及びDACの⼼臓部にはESSのチップセットESS Sabre ES9018K2M(D/A) とESS9102S(A/D)を採⽤、AD変換において32Bit/384KHz処理、そしてUSB=DACとしての使⽤時にはDSD11.2MHz再⽣を可能にしています。
また、MPX、ハイパス、ローパスなど各種フィルターを搭載しているため、レコード、FM、カセットテープ再⽣特有のランブル、ヒスノイズも聴感上最⼩限に抑えることができます。
また、Evo Clock Twoなど⾼性能な外部クロックを導⼊することで、さらに⾼品位な再⽣を⾏うことも可能です。
ADとDAが⼀体化、SPDIFによるデジタル⼊⼒を持つことにより使い⽅はアイディア次第です。以下はその⼀例です。
1. フォノイコライザーとして使う
ターンテーブルをEvo PhonoDAC Twoのアナログ⼊⼒に接続します。アナログレコードを聴くには、Evo PhonoDAC Twoのアナログ出⼒をアンプのライン⼊⼒に接続します。ご使⽤のカートリッジの動作要件に合わせて、Evo PhonoDAC Twoの⼊⼒ゲインとインピーダンスを設定します。再⽣中にコンピューターをEvo PhonoDAC TwoのUSBポートに接続しておけば、レコードの信号をリッピングすることができます。
また、フォノイコライザーのカーブ特性を⼀般的なRIAAでなく、レコードの製造年代に応じた別のカーブに変更することができます。

2. データをリッピングしてコンピューターに送るためのアナログ・フロントエンドとして使⽤する
アナログ⾳源の信号をデジタル化してリッピングし、コンピューターに送るには、アナログ機器をEvo PhonoDAC Twoのアナログ⼊⼒に接続します。Evo PhonoDAC Twoのアナログ出⼒をアンプに接続すれば、リアルタイムでモニターすることができます。

3. DAコンバーター(デジタル→アナログ・コンバーター)として使⽤する
コンピューターをEvo PhonoDAC TwoのUSBポートに接続し、デジタル機器をEvo PhonoDACTwoの同軸⼊⼒に接続します。⾳楽ファイルやデジタルディスクを聴くには、Evo PhonoDAC Twoのアナログ出⼒をアンプのライン⼊⼒に接続します。

4. DSP(Digital Signal Processing デジタル信号処理)⽤のアナログ・フロントエンドとして使⽤する
アナログ⾳源の信号をデジタル化してコンピューターに送り、デジタル信号処理するには、アナログ機器をEvo PhonoDAC Twoのアナログ⼊⼒に接続します。
Evo PhonoDAC Twoのアナログ出⼒をアンプに接続します。
Evo PhonoDAC Twoをプリアンプとパワーアンプの間に接続したり、プリメインアンプのプロセッサーループやテープループに接続することもできます。
DSPは、イコライゼーション、DRC(Digital Room Correction デジタル空間補正)、フィルターリング、スピーカーレスポンス補正などの処理を⾏います。

5. パフォーマンスを向上させるには
Evo Clock Twoを加えます。⾳がいっそうクリアになり、フォーカスがシャープになり、細部が豊かになります。アナログレコードの再⽣とリッピングがより精確になります。Evo PhonoDAC TwoとEvo Clock Twoを接続すれば、クロックの管理は⾃動で実⾏されます。なお、Evo Clock Two使⽤時には、S/PDIF⼊⼒は使⽤できません。

特徴
- Joplin MKIIはハイパフォーマンスのA/D(アナログからデジタルへの)コンバーターで、384kHzまでのサンプリング・レート、32ビットの解像度(USB出⼒)まで対応しています。
- より⾼いサンプリング・レートを実現することができるように開発されたhiFace Twoのテクノロジーに基づくハイスピードのアシンクロナスUSB⼊⼒を備えています。
- 幅広い対応が可能な出⼒端⼦(RCA端⼦によるS/PDIF出⼒、XLR端⼦によるAES/EBU出⼒、Toslink端⼦による光出⼒)によって、多様な接続が可能になっています。
- また、RCA端⼦による補助S/PDIFデジタル⼊⼒によって、デジタル⾳源⽤にJoplinで使⽤されるデジタル接続を再使⽤することが可能なのに加えて、デジタル⾳源からの出⼒をS/PDIF⼊⼒を備えていないコンピュータに送ることも可能です。
- 低価格であるにもかかわらず、Joplinはデーター処理の最先端テクノロジーを採⽤しています。
- ADC ICとUSBポートをシームレスに接続するためにFPGA(Field-Progrmmable Gate Array)を使⽤しています(ADC ICとUSBポートは、どちらもジッターを低減するために、そしてまたVUメーターは⾔うまでもなく、重要なクロック&データ・ルーティングを数多くこなすために、マスター・モードで動作させます)。
- アナログ・ステージは、⼊⼿できる最良のPGA(Programmable Gain Amplifier)に基づいており、65dB(0dBFS で1.43mVrmsということです)もの⾼いゲインを得ることが可能に なっています。
- 幅広い対応が可能なイコラーゼーション・カーブを選択することができるので、1925年から現在に⾄るまで使⽤されてきたあらゆるフォノ・フォーマットに対応することができます。 また、オープンリール・テープ・レコーダーの再⽣ヘッドから直接出⼒された信号に対応するイコライゼーション・カーブも備えています。
- イコライザーのデジタル・ゲインによって、100uVという低出⼒のカートリッジも使うことができます。
- 幅広い対応が可能な⼊⼒インピーダンスによって、MMカートリッジもMCカートリッジも使うことができるのに加えて、⾼出⼒MCカートジッリ専⽤のインピーダンスも選択することができます。Joplinは⼩さくてスタイリッシュなので、どのようなリビング・スペースに置いても邪魔になりません。
フロント・パネル(前⾯)

1)ディスプレイ 動作中の情報(サンプリング周波数、選択した⼊⼒など)を表⽰します。さらに、アクティブになっている選択項⽬も表⽰します。
2)クリップ・インジケーター ⼊⼒されたアナログ信号がプリセットのレベル(第7章をご参照ください)に達したら点灯します。
3)リモコン信号受信器: ここにリモコンを向けて操作してください。
バック・パネル(背⾯)

4)電源⼊⼒端⼦ 付属の電源アダプターを接続します。またはEVO SUPPLY TWOの出⼒端⼦の1つを、EVO SUPPLY TWO 付属のケーブルで接続します。5.5/2.1mmジャックです。
5)シャーシ・ポスト(アース端⼦) フォノピックアップのような低出⼒ソースを使⽤する時は、 ハムを低減させるために、この端⼦にアースを接続します。
6)外部クロック⼊⼒端⼦またはS/PDIF⼊⼒端⼦ EVO CLOCK TWOのようなクロック・ジェネレーターの出⼒端⼦に75オームBNCケーブルで接続します。 この⼊⼒端⼦は、EVO CLOCK TWOのマスター・クロック出⼒端⼦に接続された時に最⾼の性能を発揮しますが、標準的なワード・クロックやレファレンスとなる10MHzクロックを接続することもできます。 この端⼦はまた、 デジタル・オーディオ機器のS/PDIF出⼒端⼦に接続することもできます。その場合は、CDプレーヤーやDVDプレーヤーのデジタル・オーディオ再⽣に使⽤することができます。この⼊⼒端⼦の設定はメニューから⾏います。BNCメス・コネクターです。
7)⼊⼒インピーダンス・マッチング・コントロール EVO PHONODAC TWOのアナログ⼊⼒端⼦に接続された機器を駆動する際に必要な数値を設定します。
8)USBポート コンピューターのUSB2.0ポートまたはUSB3.0ポートに接続します。EVOPHONODAC TWOは、 この接続を通じてコンピューターとオーディオ・データーをやりとりします。
9)クロック情報伝送⽤の光出⼒端⼦ EVO CLOCK TWOのクロック情報⼊⼒端⼦にTOSLINKTMケーブルを使⽤して接続します。
10)ステレオ・アナログ出⼒端⼦ プリアンプやミキサーなどのアナログ機器の⼊⼒端⼦に接続します。RCAメス・コネクターです。
11)ステレオ・アナログ⼊⼒端⼦ アナログ機器の出⼒端⼦に接続します。RCAメス・コネクターです。
EVO PHONODAC TWOで利⽤可能なフォノ・イコライゼーション・カーブの⼀覧と、それらの使⽤法について
EVO PHONODAC TWOは、LPレコード⽤に16のカーブ、SPレコード⽤に8つのカーブを備えています。インターネットで検索すれば、古いレコードレーベルは上記以外にも数多く存在し、また、同じレコードレーベルでも、年によって異なったカーブを⽤いていたことがわかります。他のレーベルと同じカーブを使っているレーベルもあります(たとえば、MercuryはCapitolと同じカーブを使っています)。 EVO PHONODAC TWOが備えているカーブ・セットは、1925年から1954年にレコードを製造していたほとんどすべてのレーベルをカバーしています。
特定のレコードにどのカーブを使えばよいかをもっと知りたい場合は、 インターネットを⾒れば、 詳しい解説を⾒つけることができます。たとえば、 以下のサイトです。
http://www.shellac.org/wams/wequal.html
http://midimagic.sgc-hosting.com/mixcurve.htm
1)RIAA(及びRIAA-IEC)
現代の標準カーブで、1954年からほとんどすべてのレコードレーベルで使われています。このカーブが使われているかどうかは、レコードのラベル上かジャケット上に表⽰されているものもあればされていないものもあります。実質的には、RCAの 「New Orthophonic」 と同じカーブなので、「New Orthophonic」 を使⽤しているRCAのレコードにも使うことができます。
⻑い年⽉の間に、RIAAはカーブにいくらかの修正を施しました。いちばん重要な関連性があるのは、 IECの指⽰によって、15Hzのハイパスを追加し、これによって反ったレコードや雑⾳の多いターンテーブルのランブル⾳に対処しようとした点です。すべてのカッティング⼯場がこの修正を採⽤したわけではなく、しかも表⽰は常に 「RIAA」 だけなので、実際にこの修正が適⽤されたレコードなのかどうかを判断するのはきわめて困難です。
EVO PHONODAC TWOはこれ専⽤のRIAA/IECカーブは備えていませんが、RIAAを選択してハイパスフィルターを15Hzに設定することで、それを実現することができます。
2)AES
AES(Audio Engineering Society)がフォノ・イコライゼーション・カーブを提案したのは1951年でした。 知られている限り、このカーブを採⽤していると明⾔しているレーベルはありませんが、⽿の肥えたレコードコレクターはそれが感知できるかもしれません。EVO PHONODAC TWOは、カーブを完備することを⽬指して、このカーブも備えています。
3)Angel(ANG)
Angelは、偉⼤な録⾳を⽣み出したEMIに合併されたレコードレーベルです。
4)Audiophile(AUDP)
Audiophileは、SPレコードとLPレコードの両⽅で偉⼤な録⾳を⽣み出したことで、レコードコレクターに知られています。
以前Acoustic SoundsがAudiophileの録⾳を重量LPレコードで再発売する企画を⽴てました。このレーベルは、主としてジャズとブルースを録⾳しています。
5)Capitol(CAP)
Capitolは、⾮常に優れたモノラル録⾳を数多く⽣み出しています。
6)Columbia(COL)
ColumbiaはLPレコードを発明した会社で、45回転盤を標準とする⽅向を⽀援していたRCAとのマーケット戦争に勝ち、成功を収めました。
7)HMV
HMV(His Masterʼs Voice; 蓄⾳機に聴き⼊るニッパーという名前の⽝の絵に因んで名付けられました)は最古のレコードレーベルの1つで、以前はThe Gramophone Companyと称していました。後に、EMIがCapitolを買収した時に、HMVもその傘下に⼊り、RCAが株を所有していた時期もあります。1948年〜1954年にかけて、ジャズ、ポップス、クラシックの録⾳を数多く⾏い、独⾃のイコライゼーション・カーブでLPをプレスしました。
8)Decca/London FFRR
イギリスのDeccaは、SPレコード⽤のイコライゼーション・カーブに基づいてLPレコード⽤のFFRRカーブ(SP⽤もLP⽤も同じ名称です)を開発しました。ステレオ時代(1954年以降)の偉⼤な録⾳の⼤半は、モノラルでも制作され、FFRRカーブを使ってモノラルLPのカッティングが⾏われていました。
9)MGM
有名なエンターテインメント会社であるMGMは、モノラル時代に、独⾃のカーブを⽤いてLPレコードを制作していました。
10)NAB
NAB(National Association of Broadcast)は、多様な活動を宣伝するために、商⽤ラジオ放送会社によって設⽴されました。その活動の中には、放送技術に関するものがありました。NABは、当時、特に放送⽤の録⾳(有名なアーティストたちのライブ録⾳や珍しい録⾳)で使うフォノカーブを提案しました。これらのレコードを所有しているレコードコレクターは、再⽣時にこのNABのカーブを⽤いるのがよいでしょう。
11)Oiseau-Lyre(OYLR)
Deccaに買収される前には、Oiseau-Lyreはクラシック⾳楽の偉⼤な録⾳を数多く制作していました。
12)Pacific Jazz(PACJ)
第⼆次世界⼤戦後は、ジャズはアメリカで⼤きなビジネスになりました。専⾨レーベルの中には、独⾃のイコライゼーション・カーブを開発して、LPをプレスすることを選んだものがあります。
Pacific Jazzもその1つです。
13)Philips(PHIL)
Philipsは、⾔うまでもなく⾳楽関係のもっとも偉⼤なブランドの1つで、独⾃のイコライゼーション・カーブを開発しています。
14-16)RCA(RCA1、RCA2、RCAO)
RCAは数多くのイコライゼーション・カーブを開発しています。45回転盤⽤、そしてColumbiaとのフォーマット戦争に負けた後には、LP⽤のカーブを開発しているので、どのカーブがどのレコードに使われているかを特定するのは困難です。EVO PHONODAC TWOは、レコードのカッティング年代に基づいて、3つの選択肢を⽤意しています。RCA1が最古で、RCAO(Orthophonic)が最新です。このRCAOをもとに 「New Orthophonic」 が開発され、これがRIAAへとつながっていくのです。
17)Brunswick
Brunswickは⾮常に古いレコード会社で、主としてSP盤を制作していました。EVO PHONODAC TWO が提供するカーブは、SPレコード⽤に使われていたものです。
18-20)Columbia 1925、Columbia 1938、Columbia England(CO25、CO38、 COLE)
Columbiaは、LPレコードを導⼊する前には、⾮常に積極的にSPレコードのカッティングを⾏っていました。年代によって異なるカーブを⽤いていました。1925年〜1938年のカーブと、1938年以降のカーブです。それだけでなく、イギリス⽀社のColumbia Englandは、イギリスで独⾃のSPレコード⽤カーブを開発していました。
21)Decca FFRR 78rpm(DEC)(SP⽤)
これはDeccaがSPレコード⽤に⽤いたイコライゼーション・カーブで、これをもとに、後にLP⽤のFFRRが開発されました。
22)MGM 78rpm(MGM7)
LPレコードのカッティングを⾏う前に、MGMはSPレコードを制作していましたが、それらはMGM独⾃のSPレコード⽤カーブでカッティングされていました。
23-24)Victor 1938-47、Victor 1947-52(VIC3、VIC4)
Victorは古い会社で、後に、1925年からSPレコードを制作していたRCAに買収されました。1925年〜1938年に採⽤されていたカーブは、Columbiaの1925年のタイプと同じで、それより後のカーブはそれぞれ選択できるようになっています。
テープのイコライゼーション︓なぜ?いつ?
テープレコーダーに使⽤されている録⾳/再⽣ヘッドは、まったくリニアではない、テープの磁束に強く依存した周波数レスポンスを持っています。さらに、周波数とともにテープヒスが増加します。そのため、テープもまたイコライゼーションがかけられているのです。標準的なイコライゼーションが2つ存在します。主としてアメリカと⽇本で使⽤されているNABと、主としてヨーロッパで使⽤されているCCIR(後にIECになりました)です。さらに事情を複雑にしているのが、どちらの⽅式も、テープスピードによってそれぞれ異なるカーブを持っているという事実です。磁束は、スピードによって変化するからです。
レコードとテープの主な違いは、フォノアンプやイコライザーを内蔵しているターンテーブルはほとんどまったくないのに、ほとんどすべてのオープンリール・テープレコーダーがこれを装備しているという点です。ということは、テープのイコライゼーションは無⽤だということになります。
ところが、必ずしもそうとは⾔えないのです。オープンリール・テープレコーダーを愛好する⼈は、1960年代〜1980年代初頭にかけて製造されたマシンの⼤半は、⼀般にトランスポートとヘッドはすばらしいものの、電⼦系統が、貧弱とは⾔わないまでも、⼗分な性能をほとんど持っていないということを知っています。そのため、レコーダーの再⽣回路を⾶ばして、再⽣ヘッドから直に信号を取り出し、それを外部のアンプやイコライザーに送るという改造を⾏っている⼈がいるのです。
EVO PHONODAC TWOでも、これと同じことができます。テープレコーダーの再⽣ヘッドを(インピーダンス・アダプター経由で)アナログ⼊⼒端⼦に接続するのです。必要に応じてゲインを調節し、再⽣するテープに合わせて適切なイコライゼーション・カーブを選択します。信号を受け取り、デジタル領域でイコライゼーションをかけ、録⾳⽤のコンピューターやDAC、あるいはリアルタイムで聴くためのデジタルアンプに送ります。EVO PHONODAC TWOの帯域は96kHz、192kHz、384kHzという豊富な幅に設定され、⾼い解像度を持っているので、テープレコーダーのパフォーマンスに対応するには⼗分以上です。
EVO PHONODAC TWOは、テープ⽤に4つのカーブを備えています。NAB⽤に2つ、CCIR/IEC⽤に2つです。
20)9.5cm(3¾ips)⽤及び19cm/s(7½ips)⽤CCIR/IEC、38cm/s(15ips)⽤CCIR/IEC(IEC1、IEC3)
CCIR(Comité Consultatif International pour la Radio)は、NABと同様のヨーロッパの委員会です。彼らは、オープンリール・テープレコーダー⽤のイコライゼーションを提案し、ヨーロッパの⼤半のメーカーがこれを採⽤しています。CCIRのイコライゼーションはNABのものよりも良くできていると、数多くの⼈が⾔っていますが、どのカーブを選ぶかは、録⾳時に選択することになります。テープレコーダーによっては、両⽅のイコライゼーション・カーブを備えているものがあるからです。再⽣の際には、録⾳時のカーブを選ぶことになります。ついでながら、eBayや他のオークションサイトで売られている商⽤の録⾳済みテープは、NABを使って制作されています。
21)9.5cm/s(3¾ips)⽤NAB、19cm/s(7½ips)⽤NAB
NABはテープ⽤に2つのイコライゼーション・カーブを提案しました。1つが3¾ips⽤(カーブB)で、もう1つが7½ips⽤(カーブA)です。これに加えて、15ipsの修正版も提案していますが、これはなるべく使わないように提案しています(7½ipsは、放送で使われるテープレコーダーで好まれたスピードです)。EVO PHONODAC TWOは、カーブAとカーブBの両⽅を備えています。

仕様
PCMサンプリング周波数 | USB接続時44.1 to 384kHz (A/D and D/A)
|
PCM ビット数 | USB接続時16 to 32 bits (A/D and D/A)
|
DSDサンプリング周波数 | 2.8224 to 11.2896MHz (USB接続時のみ) |
⼊⼒ | USB(タイプB)、同軸デジタル(RCA)、ライン出⼒(RCA) |
出⼒ | USB(タイプB)、アナログ⼊⼒(RCA) |
アナログ⼊⼒感度 | 2.5Vrms (gain 0dB)、 2mVrms (gain 62dB) |
THD+N | 0,0008% (1kHz, 0dBFS) |
SNR | 118dB (Analog to analog, 20Hz-20kz, 1kHz, A-weighted)
|
クロック精度 | 10ppm (0-60°C) |
消費電⼒ | 7.5V to 15V, 400mA |
DCジャック径 | 5.5/2.1mm、センタープラス |
サイズ | 105(w)x46(h)x104(d)mm |
本体重量 | 250g |
バーコード | 4589631468251 |
標準的な⼩売価格 | 180,000円(税別) |
| ※仕様は予告なく変更となる場合があります |













